二人の小学一年生
先日、小学一年生の女の子のピアノレッスン当日、生徒のお母さんからメールがくる。
「娘が宿題をしているのですが、何度やっても2個所ほど、失敗してしまう場所があるようで、昨日は悔しくて泣きながら弾いていました。今日のレッスンでコツなんかがありましたら教えていただけないでしょうか」
まず、悔しくて泣きながら練習してくれたのかと思うと、それだけでもう感動!!
その日は少しのアドバイスですぐに弾けるようになり、楽しくレッスンを終え、笑顔で帰ってくれました。
子供の吸収力は本当に凄いです。
そして次の日、別の小学一年生の女の子は、レッスン中、これまた思うように弾けなくて泣きだした。
でも、短時間で集中して練習し、弾けるようになったそうです。
私達が小さい頃は、先生たちが厳しすぎて、辛くて怖くて泣いてたのですが、弾けなくて悔しい…という気持ちがでてきたのは、ずいぶん大きくなってから。小学一年生から豊かな感情をもつ二人に教えられました。
悔しさをパワーに変えられる集中力は、もちろん本人の成長に繋がりますが、その周りの人もパワーをもらいます。